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オアシスグループ

当院で行う糖尿病の治療

糖尿病の治療は「いかに合併症を防ぎ、
進行させいないか」が重要です。

糖尿病を発症してしまうと、完治することはなく、発症より一生涯食事制限と共に歩むことになります。
糖尿病の怖いところは“自覚症状がない”ところで、発症しても無症状のことが多く、気付いた時には合併症が進行している点にあります。
慢性的に血糖値が高い状態が続くと、少しずつ全身の血管が傷つき、あちこちに症状が出てきてしまいます。合併症を未然に防ぐには定期受診によるチェック、血糖コントロールがとても重要です。

当院では、糖尿病専門医による診察・治療と合わせて、療養指導士資格を持つスタッフによる食事療法、運動療法の指導を行っています。糖尿病についてお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

糖尿病療養指導士とは

糖尿病療養指導士は、「糖尿病とその療養指導全般に関する正しい知識を有し、医師の指示の下で患者に熟練した療養指導を行うことのできる医療従事者(看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士の資格を有するもの)に対し与えられている資格」です。
糖尿病患者様の療養を専門的にサポートすることが可能です。

食事療法

糖尿病の治療の基本は食事療法です。インスリンを注射している人でも、経口血糖降下剤を飲んでいる人でも必ず行う必要があります。
食事療法は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよくかんで、腹八分目で食べるよう心がけましょう。また、食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、キノコなど)をとると、食後の血糖値上昇を抑え、血清コレステロールの増加も防ぎ、便通を改善する作用があることが知られています。

高血圧や脂質異常症、腎症などの病気がある場合は、食塩量や脂質、タンパク質の量なども考える必要があるので、医師や栄養士、糖尿病療養指導士と相談しながら食事療法を行ってください。

運動療法

食事療法とともに、糖尿病治療において基本となる治療法です。
減量や心肺機能の改善、筋肉の衰えの予防だけではなく、血糖値の改善やインスリン抵抗性の改善にも効果があることが知られています。
また心血管障害の危険因子である高脂血症や高血圧の改善、骨粗鬆症の予防効果なども期待できますが、合併症がある場合や薬剤で治療している場合は運動が制限されることもありますので、 運動の種類や強さ、時間、回数などは医師の指導の下、適正に行うことが必要です。

運動療法を行ってよい方

  • ・重い合併症がない方

運動療法を行ってはいけない方

  • ・運動により高血糖、
    高ケトン血症を生じる可能性がある方
  • ・増殖網膜症、腎症など重い合併症がある方
  • ・心血管障害で運動を止められている方
  • ・発熱時

    ※妊娠中の糖尿病の方は、状態を見ながら軽い散歩程度にとどめ、運動療法を行うときは必ず医師に相談しましょう。

薬物療法

食事療法や運動療法で血糖コントロールがうまくいかない場合やインスリンの分泌が枯渇している場合などに対して行われるのが、薬物療法です。 糖尿病の薬物療法には、経口血糖降下薬とインスリン注射があります。

主に、1型糖尿病はインスリン療法を用い、2型糖尿病では病態や高血糖状態に合わせて経口血糖降下薬や、注射としてインスリンあるいはGLP-1受容体作動薬を用います。

経口血糖降下薬

当院では、下記の表にある飲み薬を症状や合併症の有無に合わせて服用します。
インスリンなどと併せて使用する場合もあります。

特徴 種類 主な作用
インスリンの分泌を増やす スルホニル尿素(SU)薬 インスリン分泌の促進
速効型インスリン分泌促進薬
(グリニド薬)
より速やかなインスリン分泌の促進で食後高血糖の改善
DPP-4阻害薬 血糖依存症のインスリン分泌の促進とグルカゴン分泌抑制
インスリンの作用をよくする ビグアナイド薬 肝臓での糖新生の抑制
チアゾリジン薬 骨格筋・肝臓でのインスリン感受性の改善
糖の吸収と排泄を調節する α-グルコシダーゼ阻害薬 炭水化物の吸収遅延による食後高血糖の改善
SGLT2阻害薬 腎臓での糖の再吸収阻害による尿中ブドウ糖排泄促進

インスリン療法

インスリンを直接補充することにより血糖値を下げる治療方法で、1型糖尿病患者さんには不可欠です。
インスリン製剤そのものや注射器具の改良、血糖自己測定器の普及などによって、患者様の負担を最小限にした治療を行うことができています。
インスリン製剤は、効果が出てくる時間やその持続時間によって超速効型、速効型、中間型、混合型、持効型溶解という種類があり、患者さんの状態に合わせて用います。

分類 効果発現時間 作用持続時間 その他
超速効型 10〜20分 最大作用時間
約2時間
食前の投与で、食事による血糖値の上昇を抑える
速効型 30分程度
※皮下注射の場合
約5〜8時間
(最大効果は約2時間後)
※皮下注射の場合
食前の投与で食事による血糖値の上昇を抑える
中間型 約1〜3時間 約18〜24時間
混合型 それぞれの
作用発現時間
中間型インスリンと
ほぼ同じ
超速効型または速効型インスリンと中間型インスリンをさまざまな比率であらかじめ混合したもの
持効型
溶解
約1〜2時間 ほぼ1日 不足している基礎インスリン分泌を補充し、空腹時血糖値の上昇を抑える

糖尿病は継続的な治療に合わせて、日常生活でのケアが重要になります。
日常生活を送る上でのケアや注意点はこちらのページをご確認ください。

糖尿病の日常ケアと注意点>